故 濱 森太郎先生 クラウドファンディングについて

新聞に掲載されました
https://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20220201-OYTNT50136/

クラウドファンディングの詳細はこちら
https://readyfor.jp/projects/basyo-no-hana

2020年12月、三重大学名誉教授の濱 森太郎先生がお亡くなりになりました。
文学博士で松尾芭蕉の第一人者である濱先生は、定年退職後も三重大学出版会を立ち上げ、社長そして、編集長としても精力的に書籍の出版活動をされていました。
ご縁があり、「日本韓方協会」のテキストを作りたいとご相談させて頂いたときには、穏やかな笑顔で、そして力強く『応援しましょう』と背中を押してくださいました。
国立大学の出版会は私にとって敷居が高く、内心は小さな協会のテキスト出版など聞き流されてしまうのではないかと思っていたのです。
それを受け入れて下さったことは、なにか大きな壁を1つ越えられそうな…そんな勇気になりました。
本を作りたいすべての人に、そして平等に。そういった温かい姿勢で仕事に取り組む方でした。

濱先生のお力添えで、テキスト作成に入ってから2年…。間もなく三重大学出版会から「日本韓方協会」のテキストが出版されます。
『はじめに』の部分は濱先生が病と戦いながら添削をして下さったものです。

『旅に病んで夢は枯野をかけめぐる』

松尾芭蕉の最後の俳句です。
病で体は動かなくとも心は夢を追いかけて駆け巡る。濱先生の生き方そのもののような気がしてなりません。

濱先生が亡くなる直前まで書き続けた論文を世に出すために、妻である濱千春さんがクラウドファンディングに挑戦されています。
心より応援させていただきたく思います。
この試みが一人でも多くの方の目に触れますように。どうか皆様お力で拡散にご協力頂けましたら幸いです。

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