【よもぎという草の、美しい奇跡】
古来より、“よもぎ”は東洋でも西洋でも
薬草として重宝されてきた植物です。
日本・中国・韓国では、
“艾葉(がいよう)”として、体を温め、血の巡りを整え、傷を癒すなど、
民間療法の定番として、暮らしの中に息づいてきました。
ヨーロッパでも「魔除け」や「女性のための薬草」として、
神聖なハーブのひとつに数えられてきました。
そんな、時代や国を超えて愛されてきた草「よもぎ」
韓方の世界には、
その“よもぎ”の中でも圧倒的な力を放つ、特別な品種があるのをご存知でしょうか。
それは
獅子足よもぎ(사자발약쑥)
韓国・江華島の限られた地域にのみ自生する在来種で、
葉の形が獅子の足に似ていることから、その名がつけられました。
巡りを整えること。
余分なものを出すこと。
芯からあたためること。
この「特別なよもぎ」は、
人々の暮らしの中の“とっておき”として、確かに寄り添ってくれています。
そして私も
幼い頃から「よもぎ」と共に生きてきました。
春になると、祖母と一緒に摘んだよもぎ。
大人になっても父が、その柔らかな若葉を手に帰ってきてくれる。
そんな景色が、いくつもの季節の記憶として胸に残っています。
思い出のつまったこの草は、
今も私の毎日に欠かせない、いとおしい奇跡です。





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